当サイトの記事は編集部が法令や法務省・検察庁・最高裁判所などの公的機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。個別の事件や法律相談には対応していません。記事内に司法試験・予備試験の情報や対策講座への案内を含む場合があります。
英語の授業や留学先で「検事って英語で何ていうの?」と聞かれて、言葉に詰まったことはありませんか。辞書を引くと似た単語がいくつも出てきて、迷いますよね。
結論から言うと、検察官・検事の英語はpublic prosecutor(パブリック・プロセキューター)です。法務省の「法令用語日英標準対訳辞書」でも、検察官はこの訳になっています。
この記事では、役職ごとの英訳と発音、場面ごとの使い分けを紹介します。
検察官は英語で何という?基本は「public prosecutor」
法務省の法令用語日英標準対訳辞書では、検察官は「public prosecutor」です。会話では、短く「prosecutor」と言うことも多いです。
検察官の英語は、まず「public prosecutor」を覚えておけば大丈夫です。publicは「公の」、prosecutorは「起訴する人」という意味の言葉なんです。
日本の検察官は、法律で「公益の代表者」とされています。publicという言葉が付いているのは、その立場とも重なりますよね。
| 日本語 | 英語(法令用語日英標準対訳辞書) |
|---|---|
| 検察官 | public prosecutor |
| 検察庁 | public prosecutors office |
| 検察事務官 | public prosecutor’s assistant officer |
検事の英語も同じ「public prosecutor」
『検事と検察官で、英語は違うの?』と気になる方もいるはずです。法務省の法令翻訳では、検事も「Public prosecutor」と訳されています。
日本語では、検察官は5つの官名の総称で、検事はその1つです。でも英語では、どちらも同じ言葉で表すことが多いんです。
日本語での違いは検察官と検事の違いで紹介しています。
法務省の日本法令外国語訳データベースシステムは、翻訳は公定訳ではなく、法的効力を持つのは日本語の法令だけだと注意書きをしています。正式な書類では、日本語の名前も添えておくと安心です。
検事総長から副検事まで、役職ごとの英訳一覧
役職の英訳は、法令用語日英標準対訳辞書と、法令の英訳(検察官の俸給等に関する法律の英訳)で確かめられます。
ニュースや資料で役職名が出てきた時に困らないよう、検事総長から副検事まで並べてみました。
| 日本語 | 英語 | どこで確かめられるか |
|---|---|---|
| 検事総長 | Prosecutor General | 対訳辞書・法令翻訳 |
| 次長検事 | Deputy Prosecutor General | 法令翻訳(俸給法の英訳) |
| 検事長 | Superintending Prosecutor | 対訳辞書・法令翻訳 |
| 検事正 | Chief Prosecutor | 対訳辞書 |
| 検事 | public prosecutor | 対訳辞書・法令翻訳 |
| 副検事 | assistant public prosecutor | 対訳辞書・法令翻訳 |

副検事の英語は「assistant public prosecutor」
副検事の英語は「assistant public prosecutor」です。assistantは「補佐の」という意味ですね。
ただ、副検事は検事の助手という意味ではありません。区検察庁で捜査や公判を担当する、れっきとした検察官なんです。英語で説明する時は、その点を一言添えると誤解されにくくなります。
副検事の仕事は副検事とは?検事との違いで紹介しています。
辞書に見出しがない役職もある
2026年10月11日に調べた時点で、対訳辞書には次長検事・次席検事の見出し語がありませんでした。
次長検事は、法令翻訳の表で「Deputy Prosecutor General」とされています。次席検事は、検察庁の英語リンク集に「Deputy Chief of Tokyo District Public Prosecutors Office」という文書の題名があります。東京地方検察庁の次席検事の英訳例として参考になります。
役職そのものの意味は検事の階級・役職一覧で確かめてみてください。
検察庁の英語名
検察庁の種類ごとの英語名も、対訳辞書と法務省の英語ページで確かめられます。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 最高検察庁 | Supreme Public Prosecutors’ Office(法務省英語ページ) |
| 高等検察庁 | high public prosecutors’ office(法務省英語ページ) |
| 地方検察庁 | district public prosecutors office(対訳辞書) |
| 区検察庁 | Local Public Prosecutors Office(対訳辞書) |
検察官の英語の発音とカタカナ表記
prosecutorは、カタカナで書くと「プロセキューター」が近い音です。public prosecutorなら「パブリック・プロセキューター」になります。
検察官の英語の発音で迷いやすいのは、prosecutorの部分ですよね。カタカナで区切ると「プロ・セ・キュー・ター」のようなイメージです。
ただ、カタカナはあくまで目安です。実際の音は、オンラインの英語辞書の音声で何度か聞いてみてください。
覚え方は「起訴する」に「人」を付ける
prosecutorは、prosecute(起訴する、訴追する)に、人を表す「-or」が付いた形です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| prosecute | 起訴する、訴追する |
| prosecution | 起訴、検察側 |
| prosecutor | 起訴する人、検察官 |
『長い単語で覚えにくい…』という時は、「起訴する人だからprosecutor」と意味とセットで覚えると忘れにくいですよ。
書類・会話・海外ニュースの3場面で使い分ける
書類では辞書どおりの正式な訳、会話では短い言い方、海外ニュースでは国の違いに気をつけて読む、という使い分けがおすすめです。
『英語の書類なら、どこまで正式に書けばいいの?』と迷う方も多いですよね。同じ検察官でも、場面によってちょうどいい英語は変わります。3つの場面で見てみましょう。
| 場面 | 使う英語 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 書類・レポート | public prosecutor、Prosecutor General など辞書の訳 | 日本語の官名を括弧で添える |
| 会話 | prosecutor | 「a prosecutor」のように冠詞を付ける |
| 海外ニュースを読む | prosecutor など | 国によって制度や選ばれ方が違う |

会話で使う例文
会話なら、例えばこんな言い方ができます。
「My uncle is a public prosecutor in Japan.」
「Oh, so he works for the prosecutors office?」
1文目は「おじは日本で検察官をしています」という意味です。「a」を付けるのを忘れないようにしましょう。
検察官の仕事を英語で説明するなら
留学先などで「日本の検察官は何をする人?」と聞かれたら、短い文を2つ並べると伝わりやすいです。
「A public prosecutor investigates cases sent by the police.」
「Then the prosecutor decides whether to take the case to court.」
1文目は「警察から送られた事件を調べる」、2文目は「そのうえで裁判にかけるかを決める」という意味です。日本では起訴できるのが原則として検察官だけなので、2文目がいちばん大事なところなんです。
検事とアメリカのprosecutorは同じ?
アメリカなど海外のニュースでも、prosecutorという言葉はよく出てきます。ただ、言葉が同じでも、仕事の範囲や選ばれ方まで同じとは限りません。
日本の検事は、司法試験に合格して司法修習を終えた人などが任命される国家公務員です。海外の検察官と比べる時は、国ごとの制度の違いがあることを前提に読んでみてください。
英語の記事に出てくる役職名を、そのまま日本の役職に当てはめてしまうことがあります。国によって組織が違うので、日本の役職と同じ意味かは別に確かめましょう。
検事を韓国語で言う時は
検事や検察官を韓国語でどう言うかも、気になる方が多いようです。ただ、法務省の対訳辞書のような日本の公的な対訳資料は、英語のものが中心です。
韓国語で伝える時は、韓国語の辞書で言葉を確かめたうえで、「日本の検察官」と国の名前を添えて説明するのがおすすめです。国によって検察の仕組みは違うので、相手の国の制度と同じだと思われないようにしておきましょう。
検察官と英語でよくある疑問
検察官の英語について、よく見かける質問を3つ選んで答えます。
検察事務官は英語で何という?
「検察事務官を翻訳すると『public prosecutor’s assistant officer』になるけれど、それだと検察官のアシスタント役みたいに聞こえる」という質問がありました。
実は、この訳は法令用語日英標準対訳辞書の訳と同じです。検察庁の英文パンフレットでも、検察事務官のバッジに「public prosecutor’s assistant officer」という言葉が使われています。
検察事務官は、法律でも検察官を補佐する職員とされているので、意味としてずれてはいないんです。仕事の中身は検察事務官とは?で紹介しています。
「I’m prosecutor.」で通じる?
「私は検事です、を英語にすると『I’m a prosecutor.』と『I’m prosecutor.』のどちらが正しい?」という質問も見られます。
職業を言う時は、ふつう「I’m a prosecutor.」のように「a」を付けます。日本の検察官だと伝えたい時は「I’m a public prosecutor in Japan.」と言うと分かりやすいですよ。
検察官を目指すなら英語は必要?
「将来検察官になりたい中学生です。英語は必要ですか?」という質問もありました。
法務省の案内では、司法試験の試験科目は憲法・民法・刑法などの法律科目で、英語の科目はありません。
ただ、検事採用情報サイトでは、検事が国際捜査の支援に関わったり、キャリアの中で米国留学をしたりする例が紹介されています。英語ができると、仕事の幅が広がる場面はあるんです。
検事を目指すなら、入口は司法試験(予備試験)です。早めに試験の全体像と勉強の進め方を知っておくと、英語の勉強とのバランスも考えやすくなりますよ。
司法試験・予備試験の情報
検事をめざすなら、まずは司法試験・予備試験の全体像から
検事になる入口は司法試験です。受験資格の3つのルート(法科大学院・在学中受験・予備試験)や試験の日程を公式の案内で確かめて、自分に合う勉強の進め方を考えてみてください。
無料司法試験・予備試験の案内を見る試験の日程・受験資格は法務省の最新の案内でご確認ください。
検事の仕事やなり方の全体像は検事とは?検察官との関係・仕事・なり方で紹介しています。
よくある質問
検察官は英語で何といいますか?
法務省の法令用語日英標準対訳辞書では「public prosecutor」です。会話では「prosecutor」と短く言うこともあります。
検事の英語は検察官と同じですか?
法務省の法令翻訳では、検事も「Public prosecutor」と訳されています。英語では同じ言葉で表すことが多いです。
副検事は英語で何といいますか?
対訳辞書では「assistant public prosecutor」です。区検察庁で捜査や公判を担当する検察官です。
検察官の英語をカタカナで書くと?
public prosecutorは「パブリック・プロセキューター」が近い音です。正確な発音は英語辞書の音声で確かめてみてください。
検事総長は英語で何といいますか?
「Prosecutor General」です。対訳辞書と法令翻訳の両方で、この訳が使われています。
まとめ
- 検察官・検事の英語は「public prosecutor」、会話では「prosecutor」
- 検事総長はProsecutor General、副検事はassistant public prosecutor
- カタカナでは「プロセキューター」が近い音
- 書類では辞書の訳に日本語の官名を添える
- 海外の検察官は制度が違うので、同じ意味かは確かめる





コメント